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サンチョ3世 (ナバラ王) : ウィキペディア日本語版
サンチョ3世 (ナバラ王)[さんちょ3せい]

サンチョ3世ガルセスSancho III Garcés, 10世紀以降 - 1035年10月18日)は、ヒメノ朝ナバラ王国の第6代国王(在位:1004年 - 1035年)。バスク人の民族的英雄である初代国王イニゴ・アリスタの末裔にあたる。
サンチョは992年頃にガルシア2世サンチョとセア伯フェルナンド・ベルムデスの娘であるヒメナ・フェルナンデスの間に生まれた。積極的な婚姻外交によってカスティーリャアラゴンレオンカタルーニャと北イベリアのキリスト教国家全てを支配下に収め、「イベリア王」を名乗ったことから「大王」と称される。その死後、息子たちの領土分割で王国は急速に衰退した。
== 子女 ==
カスティーリャ伯サンチョ・ガルシアの娘ムニア・エルビラ(ラ・マヨール、1067年没)と結婚した。
息子たちは以下のように父の所領を継ぐことになり、結果としてバスク人王家がイベリアの諸貴族を従える格好になった。
*長男 ガルシア5世ナバラ王国を継承。
*次男 フェルナンド1世カスティーリャ王国を継承。レオン王国ベルムード3世を破り、レオン王にも戴冠した。「イベリア皇帝」を自称。
*三男 ゴンサロ(? - 1043年):ソブラルベ伯およびリバゴルサ伯を継承。急逝により、所領は弟のラミロ1世に継がれる。
*女子 ヒメナ:レオン王ベルムード3世と結婚
*庶子 ラミロ1世:ムニア・エルビラとの結婚以前にサンチャ・デ・アイバルとの間にもうけた息子。新たに設けられたアラゴン王国を継承。曾孫のペトロニラ女王の時代にカタルーニャとの同君連合アラゴン連合王国)が成立する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「サンチョ3世 (ナバラ王)」の詳細全文を読む



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